なんでこんな山好きなの?

主に近畿地方中心に
山歩きをしています。

槍 穂高連峰縦走女子 ⑤

2016年8月2日 晴れ→曇り→雨 



 5:00 北穂高岳出発
 7:50 穂高岳小屋着
 8:50 奥穂高岳山頂
11:10 前穂高岳山頂
11:40   紀美子平
14:30 岳沢小屋着

昨日の雲海(日付の設定が間違えていますが2016です)

4日目は4起床、ごそごそと準備をして出発します。
昨日はの晩はあんなにひどい雷雨だったので心配でしたが天気は晴れ(^^♪
同室のお姉さんは涸沢カールから下りるとの事。
昨日の晩お話したおじさんは私と同じルートから行くそうです。
私はお弁当を頼んでいたのでお姉さんに別れを告げ、おじさんには又後でと
言って一足先に出発しました。


少し上がった所の北穂高岳山頂。
上は朝の写真で下は昨日の写真。ガスで雰囲気がまったく違います。


昨日の夕方です。(写真の日付は2015ですが設定ミスで2016です)


ご来光


遠くに見えるのは涸沢小屋かな?


安定の字ですが道は険しいです。


あっそうそう途中見た雷鳥ちゃん 可愛いです(^◇^)


涸沢到着  った(^^♪



必死に歩いている間に穂高岳小屋に到着。
栄養補給とお手洗いを済ませいよいよ目の前の奥穂高へ


見えているのが奥穂です。
北穂で一緒だったおじさんがもう登り始めていました。
(おじさんはすごい健脚で北穂出てからしばらくして追い抜いていかれました)
おじさんはこちらを振り返り私に手を振っていました。
私も手を振り返しました。


ガスってきています。奥穂も慎重にいかないと落ちるとやばいです。


穂高岳小屋から約1時間で奥穂高岳山頂です。
山頂は人が沢山いました。親切なお姉さんが写真を撮って下さいました。
あのおじさん、、、居ないそのうちあえるかな?




とにかくずっと緊張状態です。
体もだんだんきつくなってきました。



こんなん崖です。落ちないように



前穂高山頂はザックを下して手ぶらでいけます。
この時にずっと前を歩いていたお兄さんと外国人お兄さんと遭遇します。
二人は今日上高地まで下りるそう。すごいな~
励まされて一人前穂高に登ります。お兄さん達は前回登ったので
今回はパスするみたいです。
登りだすとあっ!おじさん!!
下りてきた。さすが早いですね~
「さっき奥穂上がってこんかったな」と言われました。


「時間かかりました~(;´∀`)」


「次は岳沢小屋で待ってるな頑張って」
励ましの言葉を頂きまた登ります。
ザックがないからまだ楽に感じました。


山頂、誰もいません。
ガスって雨も降りそう。
雨が降ったら下りは危なそうだったので直ぐに下山します。
下りる途中すごい勢いで登ってくる男性が、その後に女性が
続いていて挨拶しました。
すごい体力だな~夫婦で健脚、特に旦那さんは颯爽としていました。
後にわかるんですがこのご夫婦、ご夫婦ではなかったんです。
そのお話はあとで、、、



紀美子平、天気が心配なので急ぎます。


この後の重太郎新道は本当にきつかったです。
4日目の疲労が溜まっていてだんだんと足も動かなくなってきて
いました。急な下り、、、本当に急( ;∀;)
昨日のお姉さんが重太郎新道は大変だよ、と言っていた意味がすごく良くわかり
ました。
すごーいきつい足が上がらなーい、写真を撮る気力もなくなって
いました。
すると遠くの方に岳沢小屋がちいさーく見えてきました。


希望(*´▽`*)
そしてまた、下る下る長い怖い梯子も下りる
雨もぽつぽつときました。
辛ーい、泣きそう、、、。
いい大人がしんどすぎて泣きそうになってるなんて
わらえるわ~と考えてクスって笑っていたら遠くにあのおじさんの姿が
見えました。
きっと心配して見にきてくれたのでしょう。


「おーい!こっちからまわりー!」
と叫んでくれています。
わ~やばい本気で安心感。泣いてしまいそうな気持ちを
必死で抑えて手を振ります。



つっつっ着いたーーーーーー(^◇^)
この時の喜び、安心感、これは言葉にはならない位でした。
おじさんも部屋に戻り私は食堂で一人、、、ビールを注文しガブガブ。
そのあと安心感とおじさんの優しさに感謝の気持ちでいっぱいで一人号泣
してしまったのは内緒で 笑


ここで前穂ですれ違ったUさん(女性)とお話しました。
私が旦那さんと思っていた人は実はガイドさんらしいです。なるほどーー
あの颯爽とした感じ確かに、、、納得(;´∀`)
Uさんはよく登山をしているそうで来年は一人で挑戦したいとの事。
そのためにすごく努力もしてガイドさんにもロープとかも習っているそうです。
Uさんかっこいいです。北穂のお姉さんに引き続きまた、ファンになってしまいました( *´艸`)


今夜の晩御飯です。
心からありがたいです。
揚げ餃子美味しい(^^)/


Uさんと同室になり沢山お話をして眠りますが
この日は体中が痛すぎてなかなか眠りにつけずに夜中の3時にロキソニンを
飲んでやっと眠れました。
縦走の中で一番心に残る一日になりました。





槍穂高連峰縦走女子 ⑥に続く・・・・

槍 穂高連峰縦走女子④

2016年 8月1日 晴れ→雨


5:00 槍ヶ岳山荘発


6:50 南岳


7:30 南岳小屋着


8:00 南岳小屋発


9:20 長谷川ピーク


11:30 北穂高小屋





この写真は槍ヶ岳の雲海と

夜の月景色です(^-^)

幻想的でした。





3日目の朝も4時起床。

ごそごそと準備をして外に出ました。

すでに槍ヶ岳に登り始めている人も

沢山いました。

写真を撮ったりしていると名古屋の

ご夫婦がいらっしゃいました。

お話をしていると同室だった女性が

来て、「槍ヶ岳登ってきました〜!」

と報告しにきてくれました(^-^)

「晴れて良かったね〜」

とキャッキャと騒いでいました。


ご夫婦は今日は南岳迄行って引き返すとの事。

槍沢ロッジと槍ヶ岳山荘で仲良くして

頂いたのでお別れが寂しく感じました。

奥さんが「又どこかの山で会えたら

いいねぇ」と仰って下さいました。


本当に私もそう思いました。

ご夫婦と記念撮影して

さよなら〜と手を振って出発しました


私は昨日迄は天候次第ではUターン

して上高地迄下山しようと思って

いましたが、晴れそう!!

って事で予定通りの大キレット

通過に行く事に決めました。







大喰い岳と中岳を通過して

南岳到着。



気が着いたら槍兄さんが遠ざかって

いました。

あんな所から歩いてきたんだー。

何度も後ろを振り返りました。



南岳小屋に到着(^-^)

ふぅここまででも思ったより大変

でした。

槍ヶ岳山荘のお弁当を広げます。


おこわご飯❤️でした。

栄養とってこれからついに

大キレット突入です。

ドキドキしますがここまで来て

天気も良いときたらもう行くしかない、いや行きたいんですよね(^-^)



大キレット突入!

槍ヶ岳からこのルートを通る人は

ぐっと減ります。前に何人か人がいるだけです。

うーむ、これは最初から厳しい道のり

だぁ、慎重に慎重に・・




何故か文字を見るだけで安心感。




長谷川ピーク。

人のブログで見落としそうになると

書いてあったので注意しながら

進んでいて登りの先に掴んだ岩が

この、Hピークでした 笑

本当に気づかずに進んじゃう気持ち

がわかりました。




A沢のコル。

これも写真で見た〜(^-^)

やっぱり字は落ち着いきます。



こんなとこ歩いて来たんだぁ

振り返ると恐ろしいですね (^_^;)




長谷川ピークから10分程で難所と

呼ばれるところ飛騨泣きです。

慎重に進みます。

南岳だけからはずっと

一歩一歩慎重に歩けば大丈夫、と

声に出しながら歩いていました。



誰かのブログでこの文字を見てホッと

したと書いてありましたが

それを思い出して私も少し

安心しましたがここから北穂高小屋

までの登りはキツかったです。



あっ道中雷鳥親子も見る事が出来ました(^-^)かなり嬉しかったです。

雷鳥って大きいんですね!




北穂高小屋に向かって

登る登る登る・・(汗)



つっついたぁ〜〜!!!喜



そして40分後にはザーザーの雨が。

良かった、雨に降られたら滑って

落ちちゃう可能性も充分あるし

とにかくホッとしました。

大キレットで抜いたり抜かれたりの

お兄さん3人組の方はご飯を食べてから

穂高岳山荘迄行くと出発したけど

大丈夫だったかなぁと心配に

なりました。



槍ヶ岳が遠くに見えます。



この日は単独で来ていた女性と

同室になりました。

3人部屋を2人で使わせてもらえたので

有り難かったです。

単独のお姉さんはよく北アルプスには

登りにきてるみたいで去年は

ジャンダルムにも単独で行ったそう

です。

お姉さんと沢山の話をして北アルプスの事や他の情報、道具はどんなん使ってる?とかずっと話していました。

マラソンもやっているみたいで

体力も精神力も兼ね揃えている

方なのでしょう。

とっても素敵な方でファンになって

しまいました(^-^)



山小屋から見た風景

この日の晩は雷が酷くて

最悪連泊しようとまで考えて

いました。

悪天候の中歩くのはかなり困難に

思えました。

次の日の天気はいかに・・?





槍穂高連峰縦走女子 ⑤へつづく

槍 穂高連峰縦走女子③

2016年 7月31日 晴れ


4:45 槍沢ロッジ発


9:30 槍ヶ岳山荘着


9:50 槍の肩発


10:15 槍ヶ岳山頂


11:00 槍ヶ岳山荘着




2日目の朝は4時起床。

準備をして4時45分出発。

外はまだ薄暗いけどヘッドライトも

いらないくらいでした。

さぁ今日は槍ヶ岳登るぞ!

ドキドキワクワク(^^)




槍沢ロッジを出発してテクテク歩きます。ここからは上高地から槍沢ロッジ

迄の道のりとは少し変化がありました。山登りって感じです(^^)

30分程歩くとババ平に到着。

テントを片付けている人が何人かいました。





テクテクとひたすら歩きます。

こんな道も長かったりですがとにかく

楽しく歩けていました。





お腹が空いてきたのでこの辺で朝食を

槍沢ロッジのお弁当です(^^)

ちらし寿司❤️

美味しいのは言うまでもありません。





やっと槍ヶ岳の姿が見えてきました。

わぉアレが槍ヶ岳かぁ!

でも昨日槍沢ロッジでお話した方が

アレが見えてからがかなり長く感じると仰っていました。

やっぱり私も長く感じるのかな〜?

なんて考えながら歩いていました。





後ろを振り返ると殺生ヒュッテが。

あそこにも行ってみたいです。




って言ってる間に槍ヶ岳山荘に

到着(^^)

少し休憩をして晴れてる間に槍ヶ岳に

登ろうと思う。




いざ!槍兄さん!!待ってて下さい。




槍ヶ岳はそんなに渋滞はしてなく

ゆっくり一歩一歩進む事が出来ました。でも怖い〜 最後の梯子・・

落ちたらさよならですね(°_°)




コレが最後の梯子で下に見えるのが

槍ヶ岳山荘です。

約100m位の差がある様ですね。




山頂でお兄さんに写真を撮って頂きました。ありがとうございました。

10年憧れた槍兄さん、無事に会いに

これました。

でもコレ降りるの怖くない!?笑




無事に降りてこれた!

怖かった(^^;;

この2枚の写真は同じ景色です。

ガスが広がると槍ヶ岳さえも完全に

見えなくなってしまいます。

少しお話させてもらったお姉さんも

何度か槍ヶ岳に来てるけど初めて

綺麗に槍ヶ岳の姿を見たって

仰っていました。

今日は私ツイてました(^^)


昼からガスがモクモクで天候も

怪しくなってきたので今日は

槍ヶ岳山荘に泊まる事にしました。

無理せずに進もう





これは双六方面の景色。

まるで絵画ですね!美しい過ぎます




槍ヶ岳山荘の晩御飯(^^)

大好きなハンバーグ♪





今日の寝床は一番端です。

同室の女性と沢山お話をしました。

彼女も単独で来ているらしく今日は

着いた時には槍ヶ岳がガスっていたから明日の朝1に天気が良ければ登る

との事。

明日晴れますように。


明日はいよいよ大キレット通過・・

天気が悪かったら止めておこう。

なんだか不安。

そしてバタンキュー。



槍穂高連峰女子④へつづく